旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

青パパイヤ  第2のゴーヤー!?青パパイヤ。
 青パパイヤは果物のパパイヤの未熟な状態で、日本の主産地の沖縄では、昔から庭木にしているほどポピュラーな野菜なのです。かつて、沖縄では害虫のウリミバエが猛威を振るい、パパイヤやゴーヤーは本土に出荷できませんでした。1993年のウリミバエの根絶でゴーヤーが先に広まりましたが、今後、青パパイヤも同じ健康野菜として期待されています。たくさんの寿を呼ぶという意味から「万寿果」、「万寿瓜」ともいわれています。
しいたけイラスト  沖縄では5月〜11月頃、熱帯では年中収穫され、本土では15℃以下で育たないため、春に植えて秋に収穫します。約半年で苗から2m以上に成長して、大きな実を沢山付ける姿には、パワーを感じますよ(写真1)。鉢植えでは種から観葉植物としても楽しめます。
 調理は、皮をむき塩で揉んで水にさらしてアクを取り、イリチー(炒め煮)、シリシリ(細切り炒め)、千切りサラダ、かき揚げなど、特にお肉と煮込むと大根や冬瓜のような食感で、お肉は柔らかくなります。
 栄養はビタミンCが多く、他にβ―カロテン、カリウム、カルシウム、鉄などのミネラル、食物繊維を含みます。タンパク質、糖質、脂肪の分解酵素を含むため消化を助け、ポリフェノールやイソチオシアネートの健康効果も期待されています。特に青パパイヤのタンパク質分解酵素(パパイン)は完熟果の約10倍で、食肉軟化剤や消化促進剤、洗顔剤にも利用されています。
 今回の料理は、このたんぱく質分解酵素を利用した柔らかい鶏の唐揚げです。
 青パパイヤはネット販売や地元松阪でも栽培されていますので、ぜひ一度、パパッと(いや)がらず、パパイヤ料理にトライしてみませんか〜♪
※10月〜11月頃 JA松阪・きっする黒部、Aコープ櫛田店にて少量販売予定。

青パパイヤの酵素で鶏肉がとっても柔らかくなる♪
青パパイヤと鶏の唐揚げ
料理の写真
* 材料 (2人分) *
  • (A) 青パパイヤ・・・・・・・・200g
  • (A) 鶏肉・・・・・・・・・・・・・200g
  • (B) にんにく,しょうが・・・各1片
  • (B) 醤油,酒・・・・・・・・・各大さじ2
  • (B) ごま油・・・・・・・・・・・小さじ1
  • 卵・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/2個
  • (C) 片栗粉・・・・・・・・・・・大さじ2
  • (C) 小麦粉・・・・・・・・・・・大さじ2
  • 赤パプリカ・・・・・・・・・・・1/2個
  • キャベツ・・・・・・・・・・・・・適量
  • 糸唐辛子・・・・・・・・・・・・適量

◇◆ 作り方 ◆◇

  • にんにくとしょうがはすりおろす。パプリカは一口大、キャベツは太めの千切りに。皮をむいて※種を取ったパパイヤは3p角に切り、少量の塩(分量外)で揉んで水にさらし水気をふき、すりおろした1こ分のパパイヤと1口大にカットした鶏肉を、混ぜた(B)に15分漬ける※。
  • 溶いた卵と(C)をよく混ぜた中に、@のパパイヤと鶏肉を入れて衣をつけ、180℃の油で約3分揚げる。(パパイヤは竹串が通るまで。)
  • Aをキャベツと素揚げしたパプリカとともにお皿に盛り付け、糸唐辛子をトッピングする。

    ※パパイヤの皮をむくときに出る白い酵素液は、かぶれやすいので念のため手袋を

    ※@で長く漬けすぎると、パパイヤの酵素により鶏肉が溶けてしまうので注意。