旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

舞茸

 さて問題です。茶碗蒸しに入れると卵が上手く固まらなくなる秋の食材はなんでしょう?

 答えは「舞茸」です。生の舞茸にはたんぱく質を分解する酵素がある為、卵を固まりにくくします。固いお肉にみじん切りした舞茸をまぶしておくと柔らかくなり、旨味も増えるのでお試しを。

 「舞茸」という名前は、珍しい天然の舞茸を見つけると舞い上がるほど嬉しいことや、きのこの傘が重なり合い舞っているように見えることなどから付けられたといわれています。70年代以降に人工栽培ができるようになり今では一年中出回りますが、旬のこの時期に出回る天然舞茸の風味にはかないません。

 舞茸には他のきのこより免疫を高めるβーグルカンの量が多いため、抗がん作用も期待されています。他には細胞分裂に必要な亜鉛などのミネラルや、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、代謝を助けるビタミンB1、B2などのビタミン、整腸作用のある食物繊維を多く含むうえ、低カロリーです。

 舞茸は歯ごたえもあり、しっかりしているため他のきのこより長く保存でき、冷蔵庫で2〜3日です。長期保存には、小分けに冷凍保存してそのまま解凍せずに使います。選ぶ時は、傘が肉厚でピンとしていて、茎が白く湿っていないものを。

 調理は天ぷら、煮物、炒め物、鍋物、汁ものなどに。βーグルカンは熱には強いですが、水に溶け出しやすいため、できれば煮汁も一緒にいただきましょう。また、旨味を増やす酵素は60〜70℃でよく働くので、鍋物など調理する時は低温から入れると美味しくいただけます。

 今回は美肌効果の高いアスタキサンチンを含む旬の鮭を使い、舞茸とバター醤油のコクと旨味をプラスした美肌丼です。

 この秋、健康のためにも舞茸を1(まい)()()!と言わずにたっぷり召しあがってみて下さいね。

 がん細胞も舞茸のβーグルカンパワーで(まい)()康万歳!!

コックリとした旨味があとをを引く♪
舞茸と鮭のバター醤油☆美肌丼
料理の写真
(材料 2個分)
  • 舞茸・・・・・・・・・・・・・・・・・・100g
  • 生鮭・・・・・・・・・・・・・・・・・・1切れ
  • バター・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2
  • 醤油・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ4
  • にんにく・・・・・・・・・・・・・・・1片
  • 細ネギ・・・・・・・・・・・・・・・・2本
  • ごはん・・・・・・・・・・・・・・・・2膳分
  • 小麦粉、塩、黒胡椒、ゴマ・・各適量

◇◆ 作り方 ◆◇

  • 舞茸は1.5p幅、ねぎは小口切り、にんにくはみじん切り。生鮭は一口大にそぎ切りして塩、胡椒し約5分後水分をふき、薄く小麦粉をまぶす。
  • 熱したフライパンにオリーブ油を入れ、鮭をカリッと焼いて取り出す。さらに舞茸をバター大さじ1で炒め、最後に醤油小さじ2をさっと混ぜる。汁を残して舞茸と鮭をご飯を入れた丼に盛り付ける。
  • 汁の残ったフライパンにバター大さじ1、醤油小さじ2を加えにんにくを弱火で炒め、丼に回しかける。ゴマ、細ネギ、好みで黒胡椒を振りかける。