旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

クルミ

 健康な頭と心臓を()()、「クルミ」 !?

 漢方には「相似の理論」という考え方があり、食材を選ぶ時は体に似たところを食べるとよいと言われていますが、不思議なことに、クルミの固い殻から出てくる()は、カットする向きによって心臓や脳の形にそっくりなのです。

くるみ 脳
くるみ 心臓

 形だけではなく、クルミにはαーリノレン酸という必須脂肪酸が含まれ、体に入ると魚の油で脳を活性化させるといわれているEPEやDHAに変換されるのです。他にもタンパク質、食物繊維、ビタミンB群、ビタミンEなどのビタミンやカルシウム、亜鉛などのミネラル、特に心臓の拍動や血液循環、体の数々の代謝にかかわるマグネシウムを多く含みます。このようにクルミは、現代の食生活で不足がちで健康維持に欠かせない栄養を補ってくれます。

 縄文時代の遺跡から発見されるほど古くから人類に親しまれ、滋養強壮によいといわれているクルミは、梅干しでいうと、種の中にある「仁」(じん)の部分です。種の固い殻で覆われていますので、殻付きの場合は冷暗所で約1年は保存可能です。むき身の場合は、酸化しないように密閉して冷蔵か冷凍保存しましょう。 また、この殻付きクルミを手で握りツボに当てると脳によい刺激を与えることができます。

 クルミは、細かくして青菜などの合え衣にしたり、サラダ、お菓子、パンと色々な料理に使いますが、今回は、ご飯とクルミをミルクで煮た甘いデザート「クルミ☆ミルク粥」をご紹介します。上から読んでも下から読んでも「クルミ☆ミルク」。甘いお粥は日本ではなじみが薄いですが、南米やイタリア、韓国など諸外国ではデザートとして食べられていますので一度挑戦してみて下さいね。

 子供のおやつに、残りご飯の活用に・・・。栄養満点の甘いミルク粥でほっこり癒されてみませんか〜?    

いただくときは、ローストしたクルミをお粥で(くる)ながらいただいて下さいね♪

簡単!ご飯で作る甘いデザート
クルミ☆ミルク粥
料理の写真
* 材料 (2人分) *
  • クルミ(殻なし)40グラム
  • (A)
    (ご飯1膳分140g、牛乳400cc、水100cc、砂糖大さじ3、塩少々)
  • シナモンパウダー適量

◇◆ 作り方 ◆◇

  • お鍋にクルミの半量と(A)を入れて中火にかけ、沸騰後はごく弱火で、焦げ付かないようになべ底からかき混ぜながら、お米が柔らかくなるまで約15分煮る。(吹きこぼれに注意)
  • 残りのクルミをオーブントースターで焦げないように、約1分ローストする。
  • 器に熱々の①を入れ、シナモンを振り入れ②をトッピングしてでき上がり。
    (冷やしてもおいしく頂けます。)