旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

エノキ茸 イラスト

 ヒョロヒョロと白く伸びたエノキ茸。
 これはエノキがおがくず瓶で人口栽培され、紙で巻かれていたところが長い軸となるためです。天然のエノキは晩秋から冬に生育し、人口栽培のものに比べると軸は短くカサも広く平らで、色は栗褐色をしています。(人口栽培の茶色い新品種もあります。)

 シャキシャキとした食感を生かすには加熱しすぎないことがポイントです。ちなみに瓶詰めの「なめたけ」はエノキを醤油味で煮たもので、エノキの別名でもあります。

エノキはこの細く白い色に似合わず、カリウム、マグネシウム、鉄などはシイタケより多く含み、疲労回復効果のあるビタミンB1は、シイタケの約2倍、キノコの中でトップクラスの含有量です。脂肪代謝に必要で細胞の再生を助けるビタミンB2も含みます。ビタミンB1とB2は水溶性のため、煮汁も上手に利用しましょう。また、食物繊維が多く低カロリーなうえ、制がん作用の期待できる物質や、発芽玄米で注目されたギャバも含みます。

 選ぶときは、白い色で軸にはりがあり、丈が揃っていてカサが開きすぎていないものを。冷蔵庫に立てて保存します。長期保存は石づきを切り、ほぐして冷凍し料理には凍ったまま使います。冷凍すると細胞が壊れてグアニル酸(昆布等のグルタミン酸、かつぶお節等のイノシン酸と合わせて3大旨味成分)が増えるため、普段も冷凍してから使うとよいでしょう。また、干しエノキにしても旨味成分の量が増えます。石づきをカットするときは、袋のままカットするとまな板も汚れずにいいですよ。

 今回の料理は、この旨味の増えた「冷凍エノキ」を使いました。そして、他の旨味成分と合わせると旨味が数倍になるため、グルタミン酸を含む「昆布茶」で味付けしたところがポイントです。

 ホワイトソースを作る手間がなく簡単!エノキ茸だけあって、具がエノキだけ(・・)!のドリアです。どうぞアツアツのドリアでエノキの旨味と食感を楽しんでみて下さいね♪

シャキシャキ&トロ〜リ ホワイトソース作る手間なし♪
簡単!エノキだけ(・・)☆ドリア
料理の写真
* 材料 (2〜4人分) *
  • 冷凍エノキ※・・・1パック分(200g)
  • バター・・・・・・・・・・・・・・・・20g
  • 昆布茶・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
  • 牛乳・・・・・・・・・・・・・・・・・300cc
  • 小麦粉・・・・・・・・・・・・・・・大さじ3
  • 辛子明太子・・・・・・・・・・・小さじ2
  • ピザ用チーズ・・・・・・・・・・大さじ4
  • こしょう・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
  • 好みでアサツキ(小口切り)
  • ご飯・・・・・・・・・・・・・・・・約2膳分

◇◆ 作り方 ◆◇

  • お鍋に冷凍エノキ、バター、昆布茶を入れ、混ぜながら火を付け、バターが溶けたら小麦粉を振り入れて焦げ付かないようにまんべんなくよく炒める。混ぜながら少しづつ冷たい牛乳を加え、とろみがついたらコショウをふる。
  • 耐熱容器にご飯、①を入れ、チーズをかけて明太子をのせる。オーブントースターできつね色の焼き色がつくまで約3〜5分焼き、アサツキをトッピングする。 
  • ※エノキは石づきをカットし、洗わずに半分にカットしてほぐしたものを、冷凍保存袋に空気を抜いて平らに入れ冷凍する。