旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

明日葉 イラスト

 海岸地方の山菜!?「明日葉(あしたば)」。
 明日葉は、今日芽を摘んでも明日(あした)には新芽が伸びるほどの生命力があることからこの名が付いたといわれ、主に伊豆諸島を中心に温暖な海岸地帯に自生する日本固有の植物です。セリに似た香りとほのかな苦みと旨みが特徴です。旬は2〜5月。

 近年になって市場に出回るようになりましたが、栽培の歴史は意外と古く江戸時代で、民間薬として古文書にも記載されています。特に原産地といわれている八丈島では不老長寿の野菜として用いられてきました。

 バランス良くビタミンや鉄などのミネラルを含み、特にβーカロテン、ビタミンB2、ビタミンK、カリウムは野菜の中でも多く、食物繊維の含有量はゴボウ並みです。また最近では、セリ科植物独特の「クマリン」や、切り口からにじみ出る黄色い汁の「カルコン」というポリフェノール類が注目を浴び、高血圧予防、血栓予防、抗腫瘍効果、アルツハイマー型痴呆症等の神経障害予防、などの効果が期待されています。

 選ぶ時は、葉がみずみずしく色鮮やかで、茎は太すぎず、切り口の変色のないものを。濡らしたキッチンペーパーで切り口をくるみ、ビニール袋に入れて野菜室で保存します。
 調理する時は、生のまま天ぷらにしたり、茹でてお浸し、汁の具、炒め物にします。

 今回の「明日葉の胡麻和え」は、胡麻が明日葉の栄養成分の吸収を高め、明日葉の風味とごまの風味の相乗効果もあり、他の緑黄色野菜の胡麻和えよりグレードアップしています。また、醤油でカリッと香ばしく焼いた油揚げと、プリプリのピンクのかまぼこが、ほろ苦い明日葉のいいアクセントとなっていて、栄養のバランスもOKです。

 この胡麻和えを食べると、明日葉パワーで体調は明日(アシタ)ッチリかも!?

カリッと焼いた油揚げがアクセント☆ 明日葉とピンクかまぼこの胡麻和え
料理の写真
* 材料 *
  • 明日葉・・・・・・・・・・・・・・・75g
  • 手揚げ風油揚げ・・・・・・・40g
  • かまぼこ(ピンク)・・・・・・・40g
  • ごま・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
  • 醤油・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1と1/2
  • 塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量

◇◆ 作り方 ◆◇

  • 明日葉は茎と葉に分ける。かまぼこは厚さ7mm程度に切り、図Aのように7mm幅にカットする。
  • 塩を加えたたっぷりの熱湯でまず茎を約1分茹で、次に葉を入れさっと茹でる。それを冷水に取りしっかり絞り、3cmに切る。
  • はけ等で醤油小さじ1/2を塗った油揚げを、オーブントースターで色良く焼き、1×4cm程度の短冊に切る。
  • フライパンで炒り、すり鉢でよくすったごまに醤油小さじ1を入れて混ぜ、明日葉、かまぼこ、油揚げを加えて合える。