旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

しょうが

さて、クイズです。「しょうが」が2こあるものはなんでしょう?
 答えは「しょうがツー」(正月)です。 皆さん今年のお正月はいかがでしたか?実は「しょうが」は、「正月」という言葉が使われ始めた室町時代よりもっと古い、弥生時代に稲作とともに中国より伝わったと言われているくらい、昔から親しまれている食物です。
年中、貯蔵したものが出荷されていますが、初夏には新しょうがが出回ります。

 しょうがは薬効が高く、漢方薬の約7割に使われていると言われています。食欲増効果や、辛み成分のショウガオールやジンゲロンには消臭・殺菌作用があり、生ものに添えて食中毒を防いだりします。特にショウガオールは抗酸化力が強く、ジンゲロンは発汗作用、体を温める作用がありますので、風邪や冷え性に効果的です。また、生のしょうがにはたんぱく質を分解する酵素が含まれるので、しょうが焼のようにあらかじめ生肉にまぶすことで、肉を軟らかくする効果もあります。

 選ぶ時は、皮に張りとツヤがありふっくらとした固い物を。切り口が乾いたり、カビが生えていないか注意して購入しましょう。
 保存の適温は14℃。10℃以下になると傷みやすいので、湿らせた新聞紙で包み常温保存で3〜4日。また、目的にあった切り方でラップ等に包み冷凍保存します。夏、冷ややっこなどによく使う時は、すりおろしたしょうがを薄く伸ばして冷凍し、使う量に割っておくと便利ですよ。

 また、香りと辛み成分は、皮のすぐ下に多く含まれるので、できるだけ皮付きのまま使いましょう。
 今回の料理は、しょうがと同じ血行促進作用のある長ねぎも使い、帆立と白菜の旨みたっぷりの体も心もホッとするミルクスープを作ってみました。

 まだまだ、これからが冬本番。
 寒さで手足が冷えて辛いでしょうが、「冬だからしょうがない・・・。」と言わずに、この「しょうがミルクスープ」を飲んで、体の芯から温まってみませんか?
 体が冷えると免疫力が低下すると言われていますので、しょうがを上手く利用して、一生涯(いっしょうが)、元気でいたいですね!

心も体もポッカ ポッカ! しょうがミルクスープwith白菜&ほたて
料理の写真
* 材料 (4人分) *
  • しょうが・・・・・・・・・・・・・・・・・25g
  • 長ねぎ・・・・・・・・・・・・・・・・・30p
  • 白菜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・200g
  • 帆立水煮缶(小80g)
  • 牛乳・・・・・・・・・・・・・・・・・・300cc
  • 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・250cc
  • 帆立だしの素・・・・・・・・・・・大さじ1
    (ガラスープの素でも可)
  • 塩、こしょう・・・・・・・・・・・・・少々
  • 水溶き片栗粉
    (水大さじ1+片栗粉大さじ1)
  • ごま油・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
  • 干し桜えび・・・・・・・・・・・・・大さじ2

◇◆ 作り方 ◆◇

  • しょうがは皮つきのままできるだけ細い千切り、長ねぎは緑のところも含  めて3mmの小口切り、白菜は軸のところは繊維に垂直に5mmの千切り、葉の緑の部分はざく切りにする。
  • 鍋に水、しょうが、帆立だしの素、白菜の軸、帆立缶を汁ごと入れ、蓋を してしばらく煮る。軸から水分が出てきたら白ねぎ、白菜の葉を加え、 牛乳も入れて沸騰したら一度火を消す。そこに、水溶き片栗粉をかき混ぜながら入れ、再び火を付け約3分とろみがつくまで煮込み、塩、コショウで味を整えて、最後にごま油を回し入れ火を消す。
  • お皿に(2)を入れ、干し桜エビを少し指で揉んで中央にトッピングする。