旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

か ぶ

 うんとこしょ、どっこいしょ。それでもかぶは抜けません。・・・・これは大きなかぶをみんなで力を合わせて抜くという有名なロシア民話「おおきなかぶ」の一節です。絵本で子どもは、この「うんとこしょ、どっこいしょ」の言葉の繰り返しのとりこになり、みんなで協力することの大切さを学びます。このように、かぶは世界で古くから親しまれてきました。

 日本でも平安時代から伝わる春の七草の一つ「すずしろ」として親しまれています。古くは日本書紀にも記録されており、日本最古の栽培植物とも言われています。千枚漬けで有名な京野菜の一つ「聖護院かぶ」や滋賀の「日野菜」、関東の「金山小かぶ」など各地で品種改良され約80の品種があると言われています。

 露地物のかぶは春と秋に収穫されますが、甘みが増しておいしいのは10月〜11月。
 根の部分はビタミンCやジアスターゼというデンプンを分解する酵素を含み、消化を助けます。葉の部分はビタミンA、C、B1、B2、鉄分、カルシウムを多く含む立派な緑黄色野菜ですので、捨てずに利用しましょう。

 選ぶときは、根が白く丸く皮にツヤがあり、ひび割れていないものを。葉はピンとして緑色が濃いものを。買ったらすが入るのを防ぐため、すぐに葉を切り落として濡れた新聞紙に包み、根はビニール袋に入れ野菜室で保存します。葉はさっと塩ゆでして冷凍保存もできます。
 かぶは加熱をすると甘くなりますが、大根に比べ煮ると早く柔らかくなりますので注意しましょう。消化酵素を生かすには、加熱をせずに漬けものやサラダなど生でいただきます。

 今回の料理はかぶの甘さを引き立てるため、ピリッと辛いカレー味のスープとコラボしてみました。また、野菜の色を生かすため、別にさっと塩ゆでしたかぶの葉と、白く柔らかく茹でたかぶは、最後にスープに入れます。
 野菜の色とカレーの色にはパワーがいっぱい。かぶの甘さとともに、野菜の緑、白、赤とカレーの黄色のコントラストも楽しんで下さいね。
 この料理であなたの株(かぶ)が上がるかも!?

とってもヘルシー・ほんのりやさしいかぶの甘み☆ かぶの豆乳カレースープ
料理の写真
* 材料 (4人分) *
  • 小かぶ(直径約7p)・・・・・・・・3こ
  • パプリカ(赤)・・・・・・・・・・・・・・25g
  • あらびきソーセージ・・・・・・・・・6本
  • 豆乳(有機豆乳無調整)・・・360cc
  • 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・300cc
  • コンソメ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2こ
  • カレー粉・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
  • 塩、コショウ・・・・・・・・・・・・・・・少々

◇◆ 作り方 ◆◇

  • かぶの根は皮をむき縦十文字に4〜6等分する。パプリカは1cmの角切り、ソーセージは1cmの輪切りにする。
  • かぶの葉は塩を入れた熱湯でさっと茹で、冷水に取り絞り、3cmに切っておく。
  • 分量の水にコンソメとかぶを入れ、沸騰後約6分柔らかくなるよう茹で、かぶを別にとっておく。
  • (3)の茹で汁にパプリカ、カレー粉を入れて数分煮る。最後に豆乳、かぶ、ソーセージを入れて温め、塩、コショウで味を整えたら出来上がり。