旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

みょうが イラスト

 乳白色のお花が、「みょうが」からニョッキリ!
私たちは、地面すれすれに顔を出す「花穂」を、「みょうが」として食べているのです。なんと、みょうが1個に3〜12個ものお花のつぼみが入っています。別名は「花みょうが」。

 みょうがは日本独特の香味野菜で、古くから食用として親しまれてきました。野菜として栽培しているのは日本のみ。夏に咲く小ぶりの「夏みょうが」と、秋に咲く大ぶりの「秋みょうが」あります。
 カリウム、カルシウム、ビタミンB1、食物繊維を含み、独特の香り成分「アルファピネン」には食欲増進作用、抗菌作用、発汗作用、血行促進作用がありますので、食欲のない夏や冷房で体が冷える方にもお勧めです。
 また、「みょうがを食べ過ぎると物忘れがひどくなる」という俗説がありますが、科学的根拠はなく、それどころか頭をスッキリさせる効果が期待できることが分かってきました。

 選ぶときは、鮮やかな紅紫色でふっくら丸みがあり、穂先がしまりツヤのあるもを。花が咲いてしまった物は中に空洞ができ、香りも少ないので避けましょう。
 保存は、乾燥すると香りが飛ぶため霧吹きで湿らせてからビニール袋に入れ野菜室に。スライスして冷凍も可。調理する時は解凍せずそのまま使います。
 一般にそうめんや冷ややっこの薬味にしたり、酢の物、汁の具、卵とじ、天ぷらなどに調理します。
 あら不思議!さっと茹でて甘酢に漬けるとみょうがの色が鮮やかなピンク色に大変身〜。

 今回の料理はこの自然の色と形を利用して、子どもも喜ぶチューリップのお寿司を作ってみました。寿司酢を作る必要がなく簡単です。みょうがを漬けたほんのりピンク色の甘酢を利用します。ご飯には子どもの好きなシーチキンと胡麻がたっぷり。
 みょうがマジック!ちょっと可愛いピンク色のお花寿司を召し上がってみませんか?

ほんのりピンク色がかわいい★ みょうがのチューリップ寿司
料理の写真
* 材料 (8こ分) *
  • みょうが・・・・・・・・・・・・8こ
  • 塩・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ3/4
  • 甘酢A
    (酢・・・・・・・・・・100cc、
     砂糖・・・・・・・・大さじ4、
     水・・・・・・・・・・100cc、)
  • ご飯・・・・・・・・・・・・・・・200g
  • 白ごま・・・・・・・・・・・・・大さじ2
  • シーチキンフレーク・・・・80g1/2缶
  • キュウリ・・・・・・・・・・・・約1本
  • 塩少々(板ずり用)

◇◆ 作り方 ◆◇

  • 縦半分にカットしたみょうがを熱湯で約20秒茹でざるに上げて塩を振り、熱いうちに甘酢Aに漬け、荒熱が取れたら冷蔵庫で3時間以上冷やす。
  • 固めに炊いた温かいご飯に、漬けておいた甘酢A20cc+塩一つまみを切るように混ぜてから、うちわであおいで冷まし、みょうがの中心部(図B)のみじん切り、ごま、油を切ったシーチキンを混ぜる。
  • 、(2)をラップで涙型にし(8こ)、みょうがの外側の部分(図C)で覆いチューリップ形に作る。
  • 塩少々で板ずりして斜めにスライスしたキュウリを葉っぱに見立て、Bと共に器に   盛りつけて出来上がり。
  • みょうが断面図
    *漬けた甘酢は冷蔵庫で保存し、甘酢30cc、水60cc、蜂蜜小さじ1の割合で混ぜ  ると夏向きドリンクとしていただけますよ。