旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

そら豆 イラスト

 フワッ!フワの白いベッドの中で大切に育つ「そら豆」。旬は初夏の5〜6月。
 そのふわりとした軽いベッドのお陰でしょうか?重力に反して、莢は空に向かって伸び、その姿より「空豆」と名付けられました。また、莢が蚕の繭に似ているため「蚕豆」とも言われます。古代エジプト時代に栽培されたほど昔から人類に親しみのある豆です。

 ここでもう少し豆知識を。野菜として塩茹でして食べるのは、まだ未熟な豆なのです。完熟したものは乾燥して製菓用、煎り豆、でん粉として利用されます。また、マーボー豆腐などに使われる「豆板醤」は、完熟そら豆を主原料にした発酵食品って知っていましたか?

 栄養はタンパク質をはじめ、疲労回復に効果のあるビタミンB1、糖、脂肪代謝に関わるビタミンB2、ビタミンC、鉄、銅などがあり、新しい細胞を作るために必須のミネラルである亜鉛を多く含みます。最近、若者に増えている味覚障害は亜鉛不足が原因と言われ、他に亜鉛不足は肌荒れ、脱毛、成長期の発育不良なども引き起こしますので、特に女性や子供にお勧めの野菜です。

 「美味しいのは3日間」と言われるほど、鮮度が命!ビニール袋に入れ冷蔵庫で保存し、すぐに食べない時は、さっと茹でて冷凍保存を。また、莢から出すとどんどん硬くなるため、茹でる直前に莢から出しましょう。
 購入するときは、できるだけ莢つきを選び、緑色が濃く皮に張りがあるものを。

 そら豆は塩茹でしていただくのが一般的ですが、一度、莢のままグリルや網の上で皮が黒く焼けるくらいに両面を強火で5〜6分焼いてから取り出し、塩を付けて召し上がってみて下さい。蒸し焼き状態となり、柔らかく旨みが流れ出ないので美味しく仕上がります。

 今回の料理ですが、生クリームを使うカルボナーラはどうしても脂肪分が高く、カロリーオーバーになりがち。そこで同じ豆同士でそら豆との相性もピッタリ、畑の肉と言われる大豆の「豆乳」の力を借りて、ヘルシーなカルボナーラを作ってみました。豆乳臭さも全くありませんよ。
 この「そら豆の豆まめ!カルボナーラ」を食べるとスパゲッティのように腰が強く、とてもまめまめしい人になれるかも?! 

豆乳でとってもヘルシー★ 〈そら豆の豆まめ!カルボナーラ〉
料理の写真
* 材料 (4人分) *
  • そら豆・・・・・・・・・・・・・・約12房分
  • 豆乳(成分無調整)・・・・・・400cc
  • スパゲッティ・・・・・・・・・・・・400g
  • ベーコン・・・・・・・・・・・・・・・・40g
  • 卵黄・・・・・・・・・・・・・・・・・・4個分
  • コンソメ・・・・・・・・・・・・・・・・・2個
  • 粉チーズ・・・・・・・・・・・・・・大さじ4
  • にんにく・・・・・・・・・・・・・・・・・1片
  • 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・200cc
  • オリーブ油・・・・・・・・・・・・・大さじ1
  • バター・・・・・・・・・・・・・・・・・・10g
  • 粗びき黒コショウ・・・・・・・・・・少々

◇◆ 作り方 ◆◇

  • にんにくはみじん切り、ベーコンは8mm幅に切り、コンソメは細かくし、そら豆は莢から出し、卵黄は軽く溶いておく。
  • フライパンに、オリーブ油、バター、にんにくを入れて火を付け、焦げないよう弱火でじっくり炒める。そこにベーコンを入れさっと炒め、 水、コンソメを入れ溶けたら火を消す。
  • 沸騰したお湯3〜4リットルに大さじ3強の塩を入れたお鍋で、そら豆を2分茹でてざるに取り、うちわであおいで冷まし、皮をむく。
  • 続けて3のお鍋でスパゲッティを表示時間より30秒短く茹でる。茹で上がる約5分前に2に豆乳を入れ再び火を付け、沸騰しない程度に温めておき、そこに茹でたてのスパゲッティを一気に入れ、さっと合え火を消す。急いで粉チーズ、卵黄、そら豆を入れよく混ぜ、すぐにお皿に盛り付け、コショウを振ってでき上がり。

  •  ポイント 
    カルボナーラは手早さが勝負!あらかじめ材料を下準備をしておきましょう。