旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

オクラ オクライラスト

 ハイビスカスに似たきれいな花を咲かせるオクラ。
オクラはハイビスカスと同じアオイ科の植物で、花は朝咲いて昼にはもうしぼんでしまいます。花が咲いた後、4〜5日たった若い実を食用とします。実の成長はとても早く、どんどん大きくなり堅くなっていきます。完熟の実は、その昔コーヒーの代用としても使われました。

 オクラの特徴であるネバネバ成分は、原産国の暑い気候のアフリカで、自らの水分を保つためにとったオクラの防御策。実はハイビスカスもネバネバ成分をもっています。
 ネバネバ成分のムチンには胃粘膜の保護や整腸作用、ペクチンにはコレステロールを減らす働きがあります。他にカロテン、ビタミンC、E、B群、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルを含み、オクラは夏に失われがちな成分の補給にぴったりの優秀な夏野菜です。

 選ぶ時は、緑色が濃く産毛で覆われ、角が張って切り口がみずみずしいものを。また、大きくなったものは筋が堅いので中サイズを選びます。保存はビニール袋に入れ冷蔵庫の野菜室に。5℃以下では低温障害を起こします。

 今回の料理は、まるで赤い糸で結ばれていたように相性ぴったり!の「ちくわ」とのコラボレーションです。
 オクラは普通1パック10本入り、ちくわは5本入り2パックで10本。長さもちくわとほぼ同じです。そこで、オクラをちくわの中にin!ぴったり収まります。しかも、字までちくわと重なってしまうのです。「ちくわ」の上に平仮名で「おくら」となぞって試してみて下さい。また、アメリカでの別名は「レディース フィンガー」。オクラの先は指先のように細いので、ちくわの中にも入れやすいですよ。
 そしてこの料理のもう一つのポイントは、オクラの下茹でがいらないことです。茹でるとオクラの水溶性の食物繊維とビタミンCが流出しますが、ちくわで囲まれ蒸し焼き状態で加熱されるため、水溶性成分の損失がなくオクラの栄養を無駄なく摂取できます。
 お弁当にもピッタリ!かわいい星型の切り口を楽しみながら、オクラの栄養を丸ごといただいてみて下さいね!

オクラinちくわ 磯辺揚げ風
料理の写真
* 材料 (4〜6人分) *
  • オクラ・・・・・・・・10本
  • ちくわ・・・・・・・・10本
  • A(小麦粉大さじ2、片栗粉大さじ2、水大さじ3)
  • カレー粉・・・・・・・・小さじ2
  • 青のり・・・・・・・・小さじ2
  • パプリカ(赤、黄)・・・・・・・・適量
  • 揚げ油・・・・・・・・適量
  • 塩・・・・・・・・適量

◇◆ 作り方 ◆◇

  • オクラのガクをくるりとむいて取り、塩をつけた手で産毛を取るようにこすり、水洗いする。
    パプリカは薄切りにする。
  • ちくわの中にオクラを入れ、A+カレー粉、A+青のりの2種類の衣を作り、半分ずつまぶす。
  • 170度の油で2を1分半程揚げ、付け合せのパプリカはさっと素揚げし、塩をふる。
    ちくわを4等分にカットしお皿に盛り付ける。