旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

セロリ セロリイラスト

 自然の精神安定剤!?「セロリ」。
セロリの香りにはイライラ防止など気持ちを落ち着かせる作用や食欲増進作用などがあり、古くからヨーロッパでは薬草、香料として用いられていました。日本には16世紀末の朝鮮出兵の時、加藤清正が初めて伝えたといわれ、別名は「清正にんじん」。その後再びオランダより伝わったため、和名を「オランダ三つ葉」と言い、栽培は明治に行われましたが本格的に普及したのは、食の洋風化が進んだ昭和30年以降です。
 約70パーセントを占める2大産地、長野・静岡のリレー出荷により1年中出回るセロリですが、春のセロリは柔らかく風味が良いと言われています。

 整腸作用のある食物繊維や高血圧予防効果のあるカリウムが多く、カルシウム、鉄などのミネラルも含み、葉にはビタミンB?、B?、カロテンが多く、香り成分には血栓予防効果も期待できます。
 選ぶ時は葉っぱがピンとしていて変色がなく、茎は肉厚で太く丸みがあり筋がはっきりしているものを。
 保存は茎と葉を分け、新聞紙に包みビニール袋に入れて冷蔵庫に。

 スープや魚、肉の臭み消しに使ったり生のサラダで食べることの多いセロリですが、残ると茎にすが入ったり、すぐ葉が黄色くなってしまいがちですね。そこで今回の料理は、セロリの葉、茎すべてを使い、同じセリ科で相性ピッタリのにんじんで彩りを添えて佃煮にしました。サラダのようにめんどうな筋を取る必要もなく、冷蔵庫保存で約1週間は楽しむことができます。
また、環境の変化がある春は気持ちが不安定になりがちですが、セリの香り成分と同じ精神安定作用のあるカルシウムを多く含むしらすやゴマを入れることで、この季節にピッタリのお惣菜が出来上がります。しらすのビタミンDでカルシウムの吸収率もアップ。シャッキリとした食感と香りでご飯がとてもすすみますよ。
 あつあつのご飯にセロリの佃煮をのせて、日本人の主食をたっぷりいただきましょう!
 意外な美味しさで1週間は持たないかも・・・!?

簡単!セロリのシャッキリ佃煮
料理の写真
* 材料 (4人分) *
  • セロリ・・・・・・・・・・・1本(100g)
  • にんじん・・・・・・・・・・・20g
  • ちりめんじゃこ(上乾き)・・・・・・・・・・・20g
  • ゴマ・・・・・・・・・・・大1
  • 砂糖・・・・・・・・・・・大2
  • 酒・・・・・・・・・・・大1
  • 醤油・・・・・・・・・・・小1強
  • ごま油・・・・・・・・・・・大1/2

◇◆ 作り方 ◆◇

  • セロリの茎は筋を取らず5mmの小口切り、葉は2cmのざく切り、にんじんは2mmの千切りにする。
  • 熱したお鍋にごま油を入れ、にんじん、セロリを入れ軽く炒めたら砂糖を入れ
    水分が出てきたら、ちりめんじゃこ、酒を入れさらに炒める。次に醤油を入れて汁気がなくなるまで炒め、最後にゴマを入れて軽く炒り混ぜ、火を止める。