旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

ミツバ ミツバイラスト

 キラリと光る日本料理の名脇役!それは日本のハーブ 「ミツバ」です。
 茎に三つの葉をつけることより「ミツバ」と名付けられました。セリ、フキ、ウド、ミョウガなどと共に、数少ない日本原産の野草の一つです。江戸時代初期に栽培が始まりましたが、野菜として栽培しているのは日本と中国のみです。栽培方法によって3〜4月が旬の盛土をして軟白栽培した「根ミツバ」(主に関東以北)、根株を室で軟白栽培して根を切った「切りミツバ」(主に関東)、そして、最近多く出回るようになった、通年収穫でき主にウレタンに水耕栽培して茎まで日光を当てた「糸ミツバ」(主に西日本)の3種類が市販されています。

 選ぶ時は、葉が鮮やかな緑色で茎がまっすぐ張りがあり、切り口の断面がきれいなものを。保存はラップに包み野菜室に。
 日光に当て栽培した糸ミツバは青ミツバとも呼ばれ、ほうれん草に匹敵するくらい粘膜強化作用のあるβーカロテンやビタミンCなどのビタミン類、高血圧予防に効果的なカリウム、貧血防止作用のある鉄分が含まれています。また、葉に多く含まれる香り成分には、食欲増進、不眠症の改善、神経を沈めたりと、ストレス防止効果が期待されています。香りを楽しむためには新鮮なものを使い、できるだけ加熱は短時間にします。根ミツバの根はきんぴらなどにしていただきます。
 また、ウレタン栽培などの根付きのミツバはネギと同様に生命力があり、水に差しておくと再び新芽が出て楽しむことができますよ。

 今回の料理は、茶碗蒸しやお吸い物の脇役のイメージがあるミツバを主役に大抜擢!和風のパスタでタップリいただきましょう。
 ミツバのように、春が旬の食材には苦味や香りが強いものが多いですが、これらには冬から春に向けて体を目覚めさせる働きがあります。
 環境が変わりストレスを受けやすいこの時期、ミツバの香りと食感を楽しみながら元気に過ごせたらいいですね!

ミツバとえのきのシャッキリ和風パスタ
料理の写真
* 材料 (4人分) *
  • パスタ・・・・・・・・・・・400g
  • 糸ミツバ・・・・・・・・・2束(約80g)
  • えのきたけ・・・・・・・1パック
  • 釜揚げしらす
    (柔らかいもの)・・・60g
  • 昆布茶・・・・・・・・・・小2
  • しょうゆ・・・・・・・・・・小1
  • A(かつお節3g×2パック、
    白ゴマ大4、
    刻み海苔適量)
  • オリーブ油・・・・・・・大1
  • にんにく・・・・・・・・・1片
  • 塩・・・・・・・・・・・・・・大2強

◇◆ 作り方 ◆◇

  • えのきは根元を切ってほぐし、にんにくはみじん切り、ミツバは3cmに切る。 (少量のミツバをトッピング用に取っておく。)
  • 塩を入れた約4リットルのお湯でパスタを茹で、時間より1分早くざるにあげる。
  • フライパンにオリーブ油、にんにくを入れ弱火で焦げないように加熱し、茹でたてのパスタ、えのき、しらす、茹で汁大2を入れて混ぜ、昆布茶を振りかけさっと炒める。仕上げに鍋肌よりしょうゆを回し入れて混ぜ、火を消し余熱でミツバをあえる。
  • お皿に3を盛り付け、Aとミツバをトッピングする。

  • *コツ。パスタは時間が勝負。あらかじめ材料を量って準備しておくとパスタが手早く炒められますよ。