旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

ほうれん草 ほうれん草イラスト

♪ポパイ・ザ・セーラ・マン〜♪ほうれん草の缶詰めを一缶飲み込むと筋肉モリモリ!肉偏重の米国において、ほうれん草摂取量に影響を与えたのが、このアメリカのアニメ・ポパイでした。
 ポパイのように強くなれる?ほうれん草。そう!この緑の葉っぱには「緑黄野菜の王様」と呼ばれるほど栄養がたっぷり含まれているのです!特に女性や子供に不足がちな鉄分が多く、鉄の吸収を助けるビタミンCやビタミンB群、マンガンなど造血作用のある成分もあり、貧血予防におすすめです。また粘膜を強くするカロテン、塩分排出作用のあるカリウムも多く含み、良質なたんぱく質やミネラル、食物繊維などをバランスよく含んでいます。

 選ぶ時は、葉先がピンとしていて厚みがあり緑色が濃く、葉が根元から密に出てい るものを。濡れた新聞紙に包みビニール袋に入れ、立てて野菜室で保存します。  茹でる時は、栄養成分が失われないように1%の塩を入れたたっぷりの熱湯に入れ、強火でふたをせず短時間で。そして色止めのため冷水にて急激に冷まし、しっかり水気を絞ります。結石の原因となるといわれているシュウ酸は水溶性のため、茹でて水にさらせば通常量では心配いりません。

 日本に伝わったのは江戸時代で、葉の切れ込みが多い東洋種でした。明治になり丸葉の西洋種が伝わりましたが、本格的に栽培が始まったのは昭和に入ってからです。昭和40年代から生産が急増したのはポパイ効果でしょうか。今では丸葉の西洋種との交配種がほとんどです。「サラダほうれん草」といわれるアクが少なく生食できるものや、冬季限定で出回る霜にあて栽培された「ちぢみほうれん草」はとても甘くてお勧めです。

 「キッシュ」はフランスの家庭料理ですが、今回の料理では、パイ生地の代わりに中華の春巻きの皮を使うことでカロリーダウンし、和の豆腐を使うことで脂肪分も少なくなっています。  和・洋・中・のコラボレーションキッシュ。豆腐入りの具のふわりとした食感に、春巻きの皮のパリッとした食感がなんともいえませんよ。

和・洋・中のコラボレーション!
「ほうれん草と豆腐のヘルシーキッシュ」
料理の写真
* 材料 (4人分) *
  • 春巻きの皮・・・・・・・・・・5枚
  • ほうれん草・・・・・・・・・・1束
  • ベーコン・・・・・・・・・・・・2枚
  • 玉ねぎ・・・・・・・・・・・・・1/2こ
  • 木綿豆腐・・・・・・・・・・・100g
  • にんにく・・・・・・・・・・・・1片
  • カラーピーマン(赤)・・・1/4こ
  • バター・・・・・・・・・・・・・大1
  • ピザ用チーズ・・・・・・・40g
  • 卵液
    (卵1個半、生クリーム50cc、牛乳50c、塩ひとつまみ、こしょう少々)

◇◆ 作り方 ◆◇

  • ほうれん草は塩を入れたたっぷりのお湯で約1分ゆでる。冷水に取り、しっかり水気を絞り、約3cmの長さに切る。
  • ベーコンは2cm、玉ねぎ、カラーピーマン、にんにくはみじん切りにする。
  • 豆腐に重しとして、上にお皿を載せレンジで2分チンして水切りする。
  • 卵液を泡立てないように溶き混ぜる。
  • フライパンを熱し、バターを入れ溶けたらにんにく、玉ねぎ、ベーコン、くずした豆腐を入れ炒め、玉ねぎが透き通ったらほうれん草を入れさっと混ぜる。
  • パイ型に春巻きの皮をひき(図1)、中に具を均等に入れ、卵液を流し入れる。上にチーズ、カラーピーマンを散らし、余熱しておいた180℃のオーブン下段で約35分焼く。
    図1
    図1パイ型に春巻きの皮をひき