旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

里 芋 里芋イラスト  秋の名月にお団子を供える風習は、そのむかし収穫を祝って里芋を供えた名残りとか。

 里芋が日本に伝わったのは、米が栽培されるより古い縄文時代といわれ、江戸時代にじゃがいも、さつまいもが伝わるまで芋といえば里芋のことでした。山で自生する山芋に対し、里で栽培されるので里芋。親芋に子芋、さらに孫芋とたくさんできることより子孫繁栄の象徴として正月料理にも使われます。

 親芋を食用とする「たけのこいも」、子芋、孫芋を食用とする「石川早生」、「土垂どたれ」、親子兼用の「セレベス」、「八つ頭」など多くの品種があります。茎は「ずいき」と呼ばれ、酢の物や煮物にしたり乾燥して保存食にします。
 でんぷんとたんぱく質が主成分ですが、芋類の中ではカロリーが低く、ビタミンB群や塩分排出作用のあるカリウム、食物繊維が多く、ぬめり成分のムチンは胃腸を保護、ガラクタンは脳の活性化やコレステロール排出作用が期待されています。

 選ぶ時は、濃い茶色で押して硬く、泥つきで湿り気のあるものを。保存は湿った新聞紙に包み冷暗所に。洗い里芋は日持ちが悪いので早目に使いましょう。
 また、皮をむく時に手がかゆくなるのは、里芋に含まれるシュウ酸カルシウムの針状の結晶が手を刺激するためです。洗ってよく乾かしたり、手に酢水か塩をつけてむくと防ぐことができます。
 調理のときに味をしみ込みやすくするため、茹でこぼし等をしてぬめりをとることもありますが、ぬめりは体に良い栄養成分なので上手に利用したいですね。皮付きの里芋は丸ごとレンジでチンするとぬめり成分も含み、手もかゆくならず皮がツルリとむけますよ。

 ところで、里芋の葉を見たことがありますか?里芋の大きなハート形の葉は、雨水をコロンと水玉にはじくので、子供が傘にして遊んだりしました。子供といえば、♪串に刺さってだんご、だんご〜だんご3兄弟〜♪童謡で大ヒットした「だんご3兄弟」。
 今回はこの串だんごを里芋で作ってみましょう。丸める手間なし、とっても簡単!おかずになる「里芋だんご3色兄弟」を親子で作って楽しんでみませんか?

レンジでチン!「里芋だんご3兄弟
料理の写真
* 材料 (4〜6人分) *
  • 里芋・・・・300〜350g(直径4cm程度の丸いもの12こ)
  • A
    (ほぐした明太子10gマヨネーズ小1しょうゆ小1/4)
  • B
    (カレー粉小1/4粉チーズ小1、塩小1/4)
  • C
    (青のり大1、塩小1/4)
  • 竹串・・・・4本

◇◆ 作り方 ◆◇

  • 里芋をよく洗い、水気のついたままお皿に並べてラップをしレンジ(600W約8分機種により適宜時間調節)で柔らかくなるまでチンする。
  • 少し冷めたら皮を手でむき、竹串に里芋を3個ずつ刺す。アルミホイルを敷いたオーブントースターにのせ、約3分焼き少し焦げ目をつける。
  • 2をお皿に並べA、B、Cそれぞれのたれををかける。