旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

ハタケシメジ ハタケシメジイラスト  畑にもニョッキリ生えるきのこ「ハタケシメジ」。昔から「香りまつたけ、味しめじ」といいますが、この「しめじ」とは人工栽培が難しい天然の「ほんしめじ」のこと。その美味しい「ほんしめじ」に一番近縁のきのこがこの「ハタケシメジ」なのです。ほんしめじによく似た豊かな風味と旨みが味わえ、くせもないので色々な料理に合います。また、日持ちが良く、加熱後もシャキシャキとした食感が損なわれないのが特徴です。

 野生種が少なくなった上、このハタケシメジも人工栽培が困難でした。しかし、1998年、三重県にて日本で初めて商業用人工栽培に成功!その後、市場に出回るようになりました。今では三重県は生産量全国2位を誇ります。
 ちなみに、マッシュルームの栽培、しいたけ、えのき、なめこ、ひらたけのビン栽培の成功、まつたけの香り成分「マツタケオール」を合成し命名したのは、三重県出身の岩出亥之助博士。今、このように多くのきのこを気軽に食卓で楽しめるのは三重の人々の功績が大きかったのでしょう。

 また、「医食同源」という言葉がありますが、まさにハタケシメジはこれにピッタリのきのこなのです!低カロリーな上、免疫を高めるβ‐グルカン、ビタミンB2や塩分排出作用のあるカリウム、貧血予防の鉄分などのミネラルが他のきのこより多く、整腸作用やコレステロール排出作用のある食物繊維も豊富です。そして、三重大の動物実験において「三重のはたけしめじ」は、他の市販の8種のきのこより、がん細胞の成長を抑える効果や血圧を下げる作用が高いことが認められました。抽出エキスは健康食品のサプリメントにもなっています。美味しく食べながら健康増進が期待できるなんて素晴らしいことですね!

 選ぶ時は、軸がしっかりしていて水分が出ていないものを。保存はパックのまま冷蔵庫で約1週間。長期保存は冷凍または乾燥を。
 今回の料理は、ハタケシメジと一緒に、日本古来から滋養強壮効果があると親しまれている「長いも」をバター醤油で炒めてみました。
 名付けて、「秋の医食同源、シャッキリコンビ!」。
長いもは長く加熱するとシャキシャキからホックリとした食感になるので手早く炒めるのがポイント。
 こくのある風味でハタケシメジと長いものシャキシャキ感を楽しんでみて下さいね!
秋の医食同源コンビ!
ハタケシメジと長いものシャキシャキ!バター醤油炒め
料理の写真
* 材料 (4〜6人分) *
  • 三重のはたけしめじ・・・2パック(100g×2)
  • 長いも・・・約20cm
  • バター・・・大1
  • 醤油・・・小2
  • 昆布茶(粉末)・・・小1
  • 青じそ・・・5枚
  • いりごま・・・適量

◇◆ 作り方 ◆◇

  • 三重のはたけしめじは石づきを取り適当な大きさに切り分け、長いもは皮をピーラー等でむき約5cm×1cm角の棒状に切る。青じそは千切り。(長いもの変色防止は薄い酢水につけて。)
  • フライパンにバターを入れてから火をつけ、バターが溶けたら三重のはたけしめじ、長いもを入れ強火で炒めながら昆布茶を振り入れ、最後に醤油を入れて絡めながらサッと炒める。
  • お皿に盛り付け、青じそといりごまをトッピングして出来上がり。