旬のレシピ(タイトルイラスト)
料理・文・写真/T.Little Kitchen

<プロフィール> 京都女子大(食物)卒。アクティブ野菜ソムリエ。調味料ジュニアマイスター。全国料理学校協会教員資格を所持。料理講師、レシピ開発、講演、イベントなどで野菜・果物の魅力を伝えている。
TBS「はなまるマーケット」の“岡江・薬丸絶賛レシピ”に選ばれたり、数々の料理コンテストで入賞経験有。
三重県在住。2児の母。
「T.Little Kitchen」

新じゃが  可憐な白や薄紫色の花を咲かせるため、その昔、花がヨーロッパの貴族の衣装を飾っていた「じゃがいも」。また、ビタミンCの多さから「大地のりんご」と呼ばれています。原産は南米。 じゃがいもイラスト 江戸時代、インドネシアのジャガタラより伝わったためジャガタライモ→ジャガイモと呼ばれるようになりました。代表品種の丸くごつごつした肉質が粉質の「男爵」は、明治時代アメリカより川田男爵が導入したため、また細長く肉質が粘質の「メークイーン」は、大正時代イギリスから導入され伝統行事の5月祭(メーデー)に選ばれる女王(クイーン)にちなんで、それぞれ男爵、メークイーンと名付けられました。

 主成分はでんぷんですが、じゃがいものビタミンCはでんぷんで囲まれているため加熱で壊れにくく、高血圧に効果的なカリウムや食物繊維、疲労回復を促すビタミンB₁を多く含みます。年中出回りますが、11月〜2月のじやがいもと春先4〜6月に早取りした新じゃががおいしく、新じゃがは、水分が多く皮が薄いのが特徴。

 選ぶときは、ふっくらしていて皮がピンとして薄く、色が均一で緑がかっていないものを。保存は冷暗所で。ポリ袋にりんごと一緒に入れておくと芽が出にくくなりますよ。芽の部分や日光に当たって皮が緑色になったところにはソラニンという有毒物質があるので、皮を厚くむいたり芽のまわりをえぐり取って使います。
 春から新生活が始まった方も多いのでは?そこで今回の料理は、「物事が丸くいきますように。」と丸い野菜が勢ぞろい!「人生、良い方向に転回しますように・・・。」と願いながら新じゃがを気長にコロコロと転がし、炒め揚げ。そこにピリッとカレーがアクセント。プチトマトは加熱することで抗酸化力のあるリコピンの吸収率がアップし、甘みも増しています。  でも、食べるときは転がり過ぎないように、しっかりお箸でつかんで召し上がっって下さいね。きっといいチャンスもつかめますよ!
マルッ!コロッ!新じゃがのカレー炒め
料理の写真
* 材料 (4人分) *
  • 新じゃが・・・12〜16こ(4〜5cmの小さいもの)
  • プチトマト・・・12こ
  • グリーンピース(生むき身)・・・40g
  • にんにく・・・1片
  • カレー粉・・・大1/2
  • オリーブ油・・・大3
  • 塩・・・小1

◇◆ 作り方 ◆◇

  • じゃがいもをたわしでよくこすり洗いし、水気をふいておく。
  • 小鍋に水1カップに塩小1/2を入れ、沸騰したらグリーンピースを入れて2〜3分ゆで、そのまま冷ましておく。
  • フライパンを熱しオリーブ油、薄切りにしたにんにくを入れ、皮付きのじゃがいもを中までお箸が通るまで転がしながら中火で10分程度炒め揚げする。
    (途中焦げる前ににんにくを取り出す。)
  • 3」に塩小1/2、カレー粉を振りかけ少し炒めたら、プチトマトを入れふたをして約1分蒸し焼きにする。
  • 器に「4」、「2」を盛り付ける。